case9 : 咲さん(20代)
本日の投稿者は未婚女性の"咲さん"の不倫エピソードです。
初めて勤めた勤務先で優しくしてくれた上司に芽生えた恋心。果たして、咲さんの不倫の結末とは...?
彼と話す時だけは不思議と緊張がほぐれました
初めて彼に会ったのは、私が新入社員として挨拶をした時でした。
私は新米の社員で、不倫相手は私の配属する課の上司。私はそこが初めての職場だったこともあって、いつもガチガチに緊張していました。時には体が痺れたように動かなくて震えてたりもすることもありました。そんな私を冷たく見ている人もいれば、優しく声をかけてくれる人もいました。
私は基本的に相手を信用するまでに時間がかかるタイプだったので、なかなかこの緊張が解けなかったのですけど、その上司が声をかけてくれる時だけは、不思議と安心しました。
特に何をしてもらったわけでなく、緊張を解すために軽く声をかけてもらっただけです。ですが、その優しそうな雰囲気とおおらかな口調にすっかりと安心感を感じて、緊張が解けたことを覚えています。
ダメダメは私...それでも優しくしてくれた上司
初めはただの新入社員と上司の関係でした。私はまだ新入社員だったこともあって色々と失敗が多く、先輩から怒られたり、取引先の担当の方を怒らせたりと自分の酷い働きぶりにひどく落ち込んでいました。
そんな時でも上司はいつも私のことをフォローしてくれたり、元気づけるために何度もご飯に連れて行ってくれたりしました。そうこうしている内に、私は段々と相手に惹かれていき、いつの間にかすごく好きになっていました。
相手は15才以上離れた相手です。それに奥さんも子供もいることは分かっていました。でもどうしても好きな気持ちが抑えきれず、上司も私を受け入れてくれたので、こっそりと付き合うようになりました。
甘い夢を見ていた...不倫に残るものは何もない
不倫をして一番に思ったのは不倫の行きつく先は99%別れだということです。そして自分のやっていることにものすごく嫌悪感を感じたり、なんだか泣きたくなることも一度や二度のものではありません。
通常の恋愛よりもずっと重くてずっと辛いことが多いです。不倫相手の家族団らんの様子をチラっと見てしまった日はすごく悲しかったですし、ものすごく相手を遠く感じました。それでも「もしかしたら」という気持ちを捨てきれずに、この関係を続けていました。
ですが、不倫の最後は呆気なかったです。
彼は奥さんにバレそうになったからという理由で、いとも簡単に私を切り捨てました。
やっぱり不倫って男性にとっては遊びなんだなと思わずにはいられませんでした。辛かったし、あちらの家庭を壊したかった気持ちも正直あります。ですが悩んだ末、諦めました。不倫をしても結局最後に残るものはないのだなと感じました。女性にとって不倫は呆気なくて苦い思い出しか残らない行為だと思います。あちらは私のことを何とも思っていなかったんだなと思い知らされました。
今回の一言コメント
不倫をしている時「もしかしたら」とゆう思いで関係を続ける方も多いのかもしれませんね。頭ではわかっていても、いざ別れが来ると、とても辛いものです。また、同じ職場での不倫の場合、関係が終わった後も気まずい思いをすることもあると思います。正直、今は顔を合わせるのも辛いとは思いますが、自分の気持ちに負けず頑張ってくださいね。